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Windy Fantastic Talk .4

「落ち着いてきたかしら?」 手元に出されたのは、特になんの変哲もない紅茶。鳴れた手つきで猫の姿を模した少女が急須を傾け、自分に差し出された湯のみに注いだ紅茶だ。「ええ、紅茶までいただいて、助かります」「それで…」 改まった表情で幽斗を見る少女、彼女の名は”八雲 紫”、今までみた少女達とは一際違う風格は、名前にもある紫色のドレスや全てを見据えたような、澄んだ眼差しか。「聞きたいことは、山ほどあるんじゃな...

Windy Fantastic Talk .3

 自分はなぜ逃げたのか。自分の体格に反して、手よりも小さな火の玉が複数、羽虫のように集まって飛んできている。火の玉は怪しく青く光りながら、輝く刃物をこちらに向けて飛ばしてくる。 感じる殺意、それは一つ一つの大きさと釣り合わないほどに大きく、背中を濡らす冷や汗が、全身を凍らせてくる。「あああああ!!」 確実に向かってくる刃物は、自分の頭上を通り過ぎて石の扉に弾かれる。そして自分の体は。『―――いらっし...

Windy Fantastic Talk .2

「……」 遠くから、歌声が聞こえる。正確には、遠いように感じる。広い空っぽの部屋で、ほのかに聞こえてくる音のように。「…いーをー…しってー…」 女性の声だろうか。重いまぶたを少しずつ開けながら、今の自分の状況を理解するために、脳が活性化し始める。 自分は、冷たい地面に伏している。さっきまでは、落ちていた。落下していたはずだった。体はどうなってしまったのか。彼、幽斗はゆっくりと体を持ち上げるべく腕を動か...

Windy Fantastic Talk .1

 劣等感。それは特に、なんの前触れもなく発生する、ある意味での「心の病」の一種。その感覚か、感情か、どれにも満たない中途半端な情勢が、いかなる労力に対しての意識を喪失させる。 劣等感に苛まれる一人の青年は、今日も変わらない日常を過ごしていた―――。「……」 まだシワの少ない、経験の浅いサラリーマンを模したスーツ姿の男は、時代遅れの小道具を手に、黙々とうつむいていた。そんな彼の姿を気にする人も、怪訝にす...

Appendix

ーたんうかすせくあ


超どうでもいいヤツについて

sun

Author:sun
※ちなみに左が私です。
(絵:ちり紙さん 様)

性別:太陽
属性:情報専門学生
相棒:G'zOne t-X
好物:午後の紅茶MT
流行:艦隊これくしょん

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